石田グループ波源探知班
１．電子機器から放射される電磁妨害波の漏洩波源探索法に関する研究 （山下）（石田）PCB・光ファイバー研究グループ
２．電子機器に接続されたケーブルからの漏洩波源探索法の研究 （山�
３．電子機器の模擬放射源に関する研究 （松嶋）（山下）（石田）
４．ＥＭＣ設計対策法の研究 （川島）（石田）
５．ＥＭＣ対策部品に関する評価法に関する研究 （宮内）（川島）（石田）
６．模擬装置を用いた電波無響室の評価福 淵▲�ノ）
７．レイトレース法による電波無響室特性評価法の研究 （猪ノ�
８．電波無響室の電磁界解析に関する研究 （瀧�９．放射電磁界に曝された電子機器の電磁界分布推定法の研究 （木村）
10. ケーブルへの電磁界誘導特性推定法に関する研究 （平尾*）（木村）
11．放射アンテナの電磁パルス特性に関する研究 （久木田）（木村）
12．ＰＷセル(Parallel Wired Cell)の電磁界分布に関する研究 （中野）（木村）
13．電磁環境モニタリング技術に関する研究 （元山）（木村）
卒業研研究テーマ概要
徳田研究室の卒研テーマを以下に示しますが、基本的に�
実験の得意な�
をしてもらいます。以下に卒研の内容を簡単に紹介いたします。
電磁妨害波に対する機器の耐力を検討するには、電波無響室に被測定機器をセットして、放射アンテナで放送送信
- 電波無響室の電磁界解析に関する研究
電波無響室の特性を評価する尺度として、サイト減衰量特性がありますが、それを�法として、現状では、電磁波を光世廼畛�したレイトレース法があります。しかし、この�
以上の高芝箸農催戮領匹た篦蠅�可能でありますが、数百ＭＨｚ以下の低芝箸任篭畛�精度が確保でき
ません。本テーマではこの問題を解決するため、モーメント法の一種であるワイヤグリッド法という電
磁界解析法を使用して、電波無響室のサイト減衰量を推定する�
電波無響室での実験結果と比較検討し、低芝箸砲�ける電波無響室の推定法を確立します。
- ケーブルへの電磁界誘導特性推定法に関する研究
電磁妨害波に対する電子機器の耐力（イミュニティとも言う）を試験するには、電波無響室に被測定機器をセットして、強力な電磁波を被測定機器に印加し、その機器が誤動作するかどうかを試験します。
このような試験を放射電磁界イミュニティ試験と言っておりますが、その試験では被測定機器の存在す
る空間における電磁界の均一性が規格で決められております。ところが、電子機器をセットするとその
空間の電磁界を乱すため、被測定機器に印加されている妨害波の量を正確に把握できません。その影響
を定量的に検討するため、�
計算します。その結果と電波無響室での実測値を比較検討することにより、電子機器近傍の電磁界解析
法を確立します。
- 電磁環境モニタリング技術に関する研究
電磁障害が発生すると原因究明する必要がありますが、そのためには、障害の原因になった電磁環境を正確に測定することが必須である。電磁環境を測定するためには、電界センサ、電流プローブ等の各種電磁
環境センサが必要です。しかし、それらの電磁環境センサを被測定対象にセットすると、被測定対象の状
態が変化してしまい、障害原因を特定できなくなる場合があります。そのため本テーマでは、電磁環境セ
ンサが被測定対象に与える影響等を定量的に検討します。また、強力な電磁妨害波が、電磁環境センサや
測定器に与える影響も検討します。本テーマは、実験が主体ですが、�
- 電子機器に接続されたケーブルからの漏洩波源探索法の研究
電磁妨害波の発生量に関しては、国際的に取り決められており、日本国内でもＶＣＣＩ（情報処�波障害自主規制協議会）や電気用品取締法等で、コンピュータ、通信装置、家電製品等から放射される電磁
妨害波を取り締まっております。そのために、電波無響室で機器から放射される妨害波を測定し、それが許
容値を超過している場合は、対策を実施しております。ところがその対策は極めて難しく、機器の製造メーカ
にとって大きな問題になっております。難しくしている一因としては、妨害波の発生箇所が見つけにくいこ
とが挙げられております。本テーマでは、ＶＣＣＩ等で規定されている放射妨害波の測定系をそのまま利用
して、妨害波波源の探知を可能とする�
- ＥＭＣ対策部品に関する評価法に関する研究
電磁妨害波に関する問題を解決するには、機器から放射される妨害波を抑制することが重要です。卒研生が機器の製造メーカに就職して真っ先に検討させられるのが、機器の妨害波を抑制するための機器設計法と対
策法です。当研究室でも、そのような問題に対処できる人材を育成するために、本テーマを設定いたしまし
た。当面は光技術を瑛僂靴董�各種ＥＭＣ対策部品の対策効果を定量的に評価できる�
目的に研究を推進します。
- 放射アンテナの電磁パルス特性に関する研究
従来のアンテナは、芝反�的に極めて狭い帯域での適用を前提に開発されてきたため、芝反�特性のみが研究されてきました。電磁妨害波用のアンテナでは、かなり広い帯域のものも開発されるようになりましたが、
電磁パルスのような惨嵶琉茲留答特性は検討されておりません。というのは、電磁パルスに対する嬰�特
性を測定しようとすると、広帯域なセンサが必要ですが、最近までそのような特性のセンサが存在しません
でした。ところが、最近ＮＴＴで光技術を瑛僂垢襪海箸砲茲蝓■隠襭硲�から１０ＧＨｚという極めて広帯
域な電界センサが開発されました。本テーマでは、その電界センサを用いて、各種アンテナの電磁パルス特
性を実験的�
- ＰＷセル(Parallel Wired Cell)の電磁界分布に関する研究
所と同程度の強力な電磁波を被測定機器に印加し、その機器が誤動作するかどうかを試験します。このような放射
電磁界イミュニティ試験では、電波無響室、強力な電力�
ます。このような問題を解決するため、小型の箱状になった測定セルで試験することが試みられております。本テー
マでは、多数のワイヤより構成されたＰＷ（Parallel wired）セルに関する電波伝搬特性を、�
いたします。その結果を発展させて、放射電磁界イミュニティ試験への適用性を明確にします。